保険の窓口ってなに?よく言われる保険会社と『ほけんの窓口』の違い

mokomado

『保険会社』という言葉と『ほけんの窓口』という言葉、あなたも今までに何度か耳にしたことがあるかと思います。

さてそもそも何が違うのかご存じでしょうか?今回は、保険(ほけん)という共通の言葉が使われた両者ですが、実は大きな違いがありますので、その点について説明したいと思います。

保険会社と『ほけんの窓口』って何が違うの?

『保険会社』は、大きく分けて損害保険会社と生命保険会社の2種類があります。

まず損害保険会社は、自動車保険や火災保険、傷害保険などの商品を取扱い、「人」や「物(自動車や建物)」に損害(交通事故や火災・地震、ケガ等が原因)が発生した場合に契約内容に従って保険金を支払う会社です。

2017年4月現在、52社が日本国内に本支店を置いて営業しています。

有名な会社で言うと、東京海上日動火災保険株式会社、三井住友海上火災保険株式会社、損害保険ジャパン日本興亜株式会社、あいおいニッセイ同和損害保険株式会社などです。

次に生命保険会社は、「人」が亡くなった場合や、ケガや病気で入院や手術、通院した場合、年金(老後の生活資金等)を受け取る場合に、契約内容に従って保険金を支払う会社です。

2017年4月現在、41社が日本国内に本支店を置いて営業しています。

有名な会社で言うと、株式会社かんぽ生命、日本生命保険相互会社、明治安田生命保険相互会社、第一生命株式会社、アメリカン ファミリー ライフ アシュアランス カンパニー オブ コロンバス(通称:アフラック)などです。具体的な会社名を見ると、TVCMや雑誌等で何となく見慣れた馴染みのある会社が多いと思います。

『保険会社』は、金融庁に認可申請が必要であり、認可条件には契約しているお客様への保険金支払い等により経営基盤が損なわれないように、資本金が10億円以上等と法律(保険業法)に細かく定められています。

ある日突然「保険会社を作ろう!」と言うように、『保険会社』を簡単に起業したりや経営したりすることは出来ません。

また一つの保険会社が、損害保険の商品と生命保険の商品の両方を取り扱うことも法律により禁止されていますので、前述のように損害保険会社と生命保険会社が別々で存在しているのです。

それに対して『ほけんの窓口』は、近年TVCMでかなり有名な会社になりましたが、ほぼ全国に営業店がある『保険代理店』の一つです。『保険代理店』とは、特定の保険会社と代理店契約を交わし、保険の契約手続きや保険金の支払い手続きを委託された営業兼事務店舗です。

『保険代理店』は保険会社と敵対するような関係ではなく、「商品開発や提供を行う保険会社」と「顧客開拓などの営業や事故手続きを含めた保守管理(アフターフォロー)を行う保険代理店」との立場で、両者は「ビジネス・パートナー」として共存共栄している関係なのです。

『保険代理店』は、法人の場合に限り会社法に基づく資本金の制限はありますが、金融庁からの諸条件等はありません(金融庁への届け出は必要です)。

銀行や商事会社、自動車販売店、建築会社(工務店)、ガソリンスタンドなどの小売店などを本業として既に営んでいる会社が、副業や別事業として保険代理業を行っていることが多く、実はあなたの街にも数多く存在しているのです。

事務所の建物やロードサイドには、赤色や青色等の縦長の看板が設置されていることが多く、看板の下の方に代理店名が表記されています。

コンビニやショッピングセンターのように、お客様が頻繁に来店するという華やかさこそありませんが、しっかりとした営業基盤の上に成り立っているサービス業の一つなのです。

その『保険代理店』の中でここ10~15年程前から

  1. 目に見えない保険の商品内容をゆっくり聞ける場所
  2. 色々な保険会社の保険商品を比較しながら保険加入を検討できる場所
  3. 保険手続きをワンストップで行える場所

というコンセプトを掲げ、お客様自ら保険代理店へ足を運んで頂く形態の『来店型保険代理店』と呼ばれる店舗が続々と登場してきました。

ご存知のとおり、冒頭の「ほけんの窓口」をはじめ、有名な処では「保険クリニック」、「保険見直し本舗」などがこの『来店型保険代理店』に該当します。

『来店型保険代理店』は、国内で営業している複数(数十社ほど)の保険会社と代理店契約を結んでいるのが特徴で、従来の保険代理店では困難だった商品内容や保険料の他社比較が容易に行うことができます。

パンフレットを見比べることはもちろん、営業担当者に具体的なプランを設計してもらって比較ができること、つまり色々と検討し選択して加入できる環境であることがお客様側のメリットです。

『来店型保険代理店』で取扱いしている保険会社は、店舗の窓ガラスや壁等に表記されていたり(店舗入り口に、保険会社のマスコットキャラクターがいたりします)、インターネットでその店舗の情報に記載されていますので、事前に情報を集めてみて下さい。

このように見てみると、両者は同じ保険(ほけん)という言葉が使われた組織ではありますが、規模も立場も全く違うことがわかります。まずはこの違いについて理解しておきましょう!

お互いの組織の役割分担は?

両者の社会的な役割について、もう少し詳しく見てみましょう。『保険会社』と来店型を含む『保険代理店』の役割分担は、どのようになっているのでしょうか?

まず『保険会社』は、自動車業界で言えば自動車メーカー(トヨタや日産、本田技研、マツダ、三菱など)に相当し、『保険代理店』は、自動車ディーラー(販売店)に相当します。この構図から考えると、メーカー側である保険会社は、時代に沿った形のよりよい保険商品を開発・販売し、TVCMやラジオを通じた宣伝や、インターネットやパンフレット等を活用した販売推進することが重要な役割であり、ディーラー側である保険代理店は、保険会社から販売されている保険商品をお客様一人ひとりの環境やニーズにお答えしながら独自のプラン設計を行い、プランの提案、最適プランの契約を経て、契約満了までそのアフターフォローを行うことが役割となります。

このような環境の中ですと、お客様が『保険会社』と直接やり取りすることは比較的に少なく、お客様との接点が多くなるのは、必然的に『保険代理店』になります。

例えば、自動車が壊れたので自動車メーカーへ車を持ち込むことはあまりありませんよね。

おそらく自動車ディーラーへ自動車の修理をお願いすることになると思います。

皆さんの身近なところにも、保険代理店に勤めているような営業担当(親族、知人・友人、先輩・後輩など)がいらっしゃるかも知れません。

本来ならあなたのその強力な味方にさえ相談すれば、目に見えない保険についても親身になって応じてもらえるものと考えられますが、どうも理想と現実は違う様子なのです。

営業担当には毎月それなりの営業ノルマがありますので、1件でも多く1円でも多く契約を伸ばしたいという慢性的でありながら営業側の一方的な思惑が必ず存在します。

その状況の中で顔なじみのお客様が保険の相談に行くとなれば、「いいカモが来た!」と言わんばかりに次々と商品を勧められ、知り合いであるが故に断り切れず、少々押し切られ気味の契約をさせられると思っている人が少なくないのです。

つまり、ちょっとした質問や相談を本当に気軽にできる環境が身の回りに「少なかった」もしくは「無かった」と考えるのが自然なのです。

従来の代理店に比べて来店型の保険代理店では、決して営業成績にこだわっていない訳ではありませんが、契約(売上)にガツガツしていることは無く、「保険のスペシャリスト」という自覚を持ち、お客様の置かれた環境の諸情報を細かく収集し、お客様にそっと寄り添えるような信頼できる店作りを念頭に置いている様子です。

営業担当自身も、複数の保険会社の商品を取扱いしていることで「保険販売側の立場として提案できないような難しい案件はほぼ無いだろう!」という絶対的な安心感・安定感を行動でもって表現しているように感じられます。

仮にあるお客様からの契約が取れなかったとしても、次から次へとお客様が相談に来店される環境が整っているので、「去る者は追わず、来る者は拒まず」と言ったところでしょうか。

営業担当には、保険営業の際にコンプライアンス(法令順守)が義務付けられておりますので、『来店型』という形態をとることで、営業成績に囚われた不当な契約を行うことを避けることもできる環境であると考えられます。

最近の来店型保険代理店には、FP(ファイナンシャル・プランナー)の有資格者も在籍しています。

特定の保険会社に特化することなく中立的な立場からの保険商品の説明を行ってくれるだけではなく、学校では教えてくれない社会保険(国民年金制度や厚生年金制度)の仕組みや各保険に関わる周辺情報についても無料で教えてもらえます。

FPの在籍が、従来型の代理店よりもメリットが多いと感じているお客様が次第に増加しているものと考えられます。

さらに、サービスの一環として、ライフプランの設計や保障(補償)の「見える化」を実施しているところも出てきています。

またインターネットやスマートフォンの浸透により、来店の事前予約ができるシステムも後押ししており、お客様に「待たせる」というストレスさえも排除し、気軽に行きやすい店の価値をよりランクアップさせていると思います。

来店型保険代理店に行くと何ができる?

ほけんの窓口などの『来店型保険代理店』に行くと、何ができるのでしょうか?

『来店型』とは言う言葉は付くものの保険代理店であることには変わりがありませんので、新規契約や満期更新契約の申込手続き、契約内容の変更手続き、事故受付や保険金の請求手続き、解約手続きなど、一般的な手続きを行うことができます。

実は保険会社の本支店でも、前述の手続きを行うことはできます。

しかし来店型保険代理店は単なる事務手続きだけではなく、複数の保険会社の保険商品の特徴の説明や保険料の見積りなど、他社比較しながら自分の状況(年齢や職業、体況、収入)にあった保険会社を検討することができる環境が整っています。

よくある話ですが、「以前に入院歴があって、どこでもいいので一つ保険に入っておきたい!」という要望にもいくつかの解決策を提案してもらえるなど、本当に頼りになる存在となっています。

自分自身で保険会社を一から探し、各々の保険会社の営業担当者と面談して、それから。。。という面倒で煩雑なことは全くありません。

また『来店型保険代理店』では損害保険も生命保険も両方取扱いしている保険代理店が多いので、損害保険で補償されない部分を生命保険でカバーする場合やその逆の場合など、両者を上手く組み合わせて保障を準備する際には、検討に必要な資料がその場ですぐに揃い、しっかりじっくり検討できる環境です。

選択できる保険会社や保険商品が多ければ多いほど、どれにしようか迷うことも多々あるかと思いますが、専門家のアドバイスも参考にしながら、誤解や思い違いの無いように納得して決断することが重要です。

またお客様側にとって利便性が高いのが、保険の手続き関連が「ワンストップ(そのお店だけで)」で行えることです。

よく考えてみれば自分自身や家族の保険は、複数の保険会社と契約していることが少なくありません。

できるだけ一つにまとめようと心掛けていても、色々な事情や今までの背景もあり現在に至っていると思います。

前述のように、『来店型保険代理店』は複数の保険会社と代理店契約を締結しているので、その店舗に行くだけで必要な手続きが一度に完了することができるのです。

各保険会社とやり取りしたりする煩雑な手間も省け、手続き漏れ等も少なくなります。

保険代理店では、お客様の保険契約内容が一元管理されているので、ふとした疑問や質問、アドバイス等も気軽に聞ける、ストレスの少ない環境が整っています。

来店型保険代理店は、「来店型」と謳(うた)っておきながら、状況によっては出張対応してもらうことができます。

例えば、病気で入院中だったり、退院後は自宅療養中だったりして、保険金請求のために店舗へ出向くことができない場合など、その状況に合わせて柔軟に対応してもらうことができるのです。

その点も、実は安心材料の一つなのかも知れません。

ライフステージの中で様々な局面に遭遇することになりますが、ほけんの窓口のような『来店型保険代理店』が、目に見えない分かりにくい保険について、保険会社とは別の角度から顧客満足度の更なる向上と新たな価値観の創造を行っていると思います。

記事中で紹介している『ほけんの窓口』の公式サイトはこちらから
http://www.hokennomadoguchi.com/

ABOUTこの記事をかいた人

ロバート 前田

人材派遣を学生時代から始めたのをキッカケに、人生相談を12年で1万人以上の人たちから受けています。 現在、 お金を守る、 お金を殖やす、 お金を稼ぐを テーマにLTV(生涯支出) とどこまで向き合えるのか?! をテーマに日々精進しています。