【書評】植物図鑑 (幻冬舎文庫) | 有川 浩

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目次と要約

なんの取り柄もない普通の会社員の女の子と突然目の前に現れた謎の男との恋愛物語。

「お嬢さん、よかったら俺を拾ってくれませんか。噛みません。躾のできた良い子です――。」からはじまった
突然の出会い、それからのストーリーも急展開で一緒に住むことになったが次第に二人は惹かれあっていく。

仕事の関係上二人の生活リズムが合わなかったりするが、お互いがお互いをどんどん好きになっていってやっと気持ちが結ばれたと思った矢先に突然男の方が忽然と姿を消し、どれだけ探しても見つからずまたなんの面白みもない毎日の生活に戻ってしまう。

二人はまた再会することができるのか、そして二人の関係はどうなるの、そんなお話です

映画化で話題!

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植物図鑑 運命の恋、ひろいました 豪華版(初回限定生産)[DVD]

この本を読むきっかけになったのは映画化がきっかけでした。

まず、映像でストーリーを知り、活字で読んでみたいと思ったので映画館の帰り道にそのまま本屋さんに直行して文庫本を手に取りました。

読み進めていくと大体の流れは知っていますが、それこそ活字ならでは面白みも出てきて読んでいて全く飽きませんでした。映像とマッチングして、普段活字を読まない私でも内容がすらすらと入ってきて非常に読みやすかったです。

しかし、恋愛物の中でも割と子供っぽいアダルティックではない作品ではあるのかな、とも感じました。

出会いの場面も普通に考えたらあり得ないし非日常的であるのでロマンチックな小説が好きな人や純愛小説が好きな人、または中高生や20代前半ぐらいの方にはおすすめかなと個人的に思います。

それでも私が読んでいる間はこの物語に入り込んで主人公の気持ちになることもできましたし、一度実写化で映像作品を先に見ている分、この場面ではこういった状況だったり雰囲気だったり、主人公たちのきめ細やかな表情まで想像して頭の中で思い浮かべることができました。

中学生から20代前半におすすめ

他の方のレビューを見てみると賛否両論で意見がすっかり別れてしまっていますが、私は有川先生のこの作品が好きです。

根本的にはしっかりとした恋愛作品になっているので、全ての女性におすすめできます。

ですが、恋愛のレベル的には少し年齢層が低めだと感じるので中高生や20代前半ぐらいの女性にぜひ読んでほしいです。

男の主人公は、たまに女の主人公に対してすごく嫉妬したり束縛したりして重たい男としての一面もありますが、それでも女の主人公に対してものすごく優しかったり仕事で疲れて帰ってきたところをご飯を準備してからバイトに出て行ったり、早朝にバイトから帰ってきたら女の主人公のために朝ごはんとお昼のお弁当を全て用意してから眠りについたり全て女の主人公のために尽くしている姿も見受けられるので、そういった一面には胸がきゅんとしました。

そして、無事に二人の気持ちが繋がり結ばれた途端に行方を眩ませてしまったシーンではほんとに涙が出て、自分まで悲しくなりました。それほど幸せそうな二人だったので物語の中ではありますが主人公の気持ちが痛いほどわかりました。

最後にはなぜ、男の主人公が行方を眩ませなければならなかったのか、姿を消したあとはどういう風に過ごしていたのか、もやもやしていた部分がすっきりと解決することができたのでぜひ最後まで読んでほしい作品だと思いました。

書籍の紹介

登録情報
文庫: 425ページ
出版社: 幻冬舎 (2013/1/11)
言語: 日本語
ISBN-10: 4344419685
ISBN-13: 978-4344419681
発売日: 2013/1/11
商品パッケージの寸法: 15.2 x 10.2 x 2 cm

ABOUTこの記事をかいた人

ロバート 前田

人材派遣を学生時代から始めたのをキッカケに、人生相談を12年で1万人以上の人たちから受けています。 現在、 お金を守る、 お金を殖やす、 お金を稼ぐを テーマにLTV(生涯支出) とどこまで向き合えるのか?! をテーマに日々精進しています。